現在統括名誉総料理長を務める中村勝宏は、
パリのレストラン『ル・ブールドネ』のグランシェフ時代の1979年、
日本人で初めてミシュランの星を獲得。
その5年後の1984年、約15年に渡りフランス各地で学んだ本物のフランス料理を日本に持ち帰り、
開業を迎えたエドモントの料理長へと就任しました。

「フランス料理には新しい感性を取り入れることも大切ですが、僕は奇を衒った料理は作らない。
伝統はずっと守り続け、やるべきことを真面目にやる。それは時代が巡っても変わらないこと。」
との想いを大切に、ひたむきに料理と向きあい続けました。

「僕らは〈本物〉を食べてもらいたいんです。フォンもソースも全部自分たちで作りたい。
たくさん料理を用意する婚礼で完璧に手を尽くすのは難しいのですが、
これだけはどうしても残していきたいんです」。

そんな熱い中村の〈本物〉への想いは、若きシェフたちに力強く受け継がれ、中には国際的コンクールの優勝者も輩出。
「食のエドモント」は、脈々と伝わる中村の想いを大切に〈本物〉のおいしさを皆さまにお届けしています。

シェフ 隈元 香己 2014年フランスで開催された「第64回プロスペール・モンタニェ国際料理コンクール」で、日本在住の日本人として初優勝
パティシエ 橿淵 秀樹 2013年「第1回トロフェ・ドゥ・キュルノンスキー・ジャポン」にて、“グランプリ”と″最優秀技術賞”の二冠獲得

中村統括名誉総料理長の味を受け継ぐ「王様のパテ」。
鴨や鶏の部位を様々な調理法で使い切るため、
骨はすべて煮詰めてエッセンスにし、挽肉の味付けに。
一口食べるごとに色々な味が楽しめるパテは、
完成までに5日を要する
「食のエドモント」こだわりの逸品です。

フランス料理では「コンソメが美味しければ その店の味は信頼できる」という言葉があります。
時間と手間を惜しまず透明感のある褐色のエドモントのコンソメスープは、
お客様のテーブルに並ぶまで4日間を要する一品。
良質なゼラチン質が豊富で、小さな器に入れて冷やすとすぐにプルプルに固まってしまうほどの
牛肉のエキスがたっぷりと詰まった濃厚な味わいが特徴です。

2008年の北海道洞爺湖サミットの夕食会でも提供され、各国首脳に振る舞われたメニュー。
蟹の甲羅からミソまで全て使ったスープは、香味野菜やトマトとともに煮込み、
甲羅を砕いてから濾してつくられるため、蟹の旨みが凝縮された濃厚な味わい。
仕上げにフォーム状のミルクをのせてカプチーノ仕立てでお召し上がりいただきます。

ホテルメトロポリタン エドモント統括名誉総料理長 中村 勝宏は、2003年のフランス農事功労章「シュヴァリエ」、2010年のフランス農事功労章「オフィシエ」に続き、ついに2016年フランス農事功労章の最高位である「コマンドゥール」を受章しました。2008年に開かれた北海道洞爺湖サミットでは総料理長、2017年運行開始のクルーズトレイン「TRAIN SUITE(トラン スイート)四季島」の料理監修など、幅広く活躍。長きにわたり、日本のフランス料理界を牽引し続け、後進の育成、フランス料理を通しての社会貢献などが認められました。


日本人で初めてミシュランの星を獲得したフレンチの名匠 1970年に渡欧し、数々の名店で修業を重ねた。パリのレストラン『ル・ブールドネ』 グランシェフ時代、日本人で初めてミシュランの星を獲得。帰国後に、この『ホテルメトロポリタン エドモント』の料理長に就任した。そのかたわら、SOPEXA(フランス食品振興会)やFFCC(フランス料理文化センター)への協力を通して業界の発展にも寄与。